医療薬膳師講座

Course

医療薬膳師講座について

概  要

日本において薬膳の重要性は、益々高まっています。しかし、その使用法を誤れば効果がえられないばかりでなく、生活の質(QOL)の低下を招きかねません。薬膳を安全かつ有効に使用するためには、医学的な基礎知識を土台として東洋医学および栄養学(西洋医学)の知識に立脚した科学的根拠に基づいた「日本独自の薬膳」を実践する必要があります。本学会では、これら知識を持ち適切に「日本独自の薬膳」を実践できる人材として「医療薬膳師」を養成します。「医療薬膳師」は、薬膳分野における国内初の学会認定資格です。資格を取得するためには、学会規定のカリキュラムに従った講義・実習を受講し、学会認定試験に合格する必要があります。

対  象

鈴鹿医療科学大学鍼灸学科および医療栄養学科の在校生
※平成26年4月時点における1年生と2年生

受講科目

医療概論、解剖学、生理学、病理学、公衆衛生学、生化学、中医基礎理論、中医診断学、生薬学、中医薬膳学、薬膳学実習、食品学、臨床栄養学、薬理学

受講費用

受講登録料 5,000円
集中講義および特別講義受講料 20,000円
認定試験受験料 5,000円
認定登録料 5,000円
※ただし、集中講義および特別講義においては、別途徴収いたします。

資格認定
  • 全ての科目を受講し、単位認定を受けた者に医療薬膳師認定試験の受験資格を与える。
  • 医療薬膳師認定試験は、3年次秋に実施予定。
  • 医療薬膳師認定試験合格後、医療薬膳師登録・認定。
  • 更新することで、医療薬膳師資格は維持される。

医療薬膳師カリキュラムおよび授業概要

分類 科目名 授業概要
基礎科目

















社会の中の人と医療 本科目では、西洋医学の歴史と発展、医倫理を、次に人体の構造と機能に関し紹介し、次いで病気を理解する為に病態生理を総論的に講義する。さらに、主な症状の病態生理や種々の疾患との関連を紹介する。最後に、少子高齢化の現状を紹介し、疾病予防対策や保健医療制度・介護予防制度などに関し講義する。
解剖学 解剖学は、人体の基本構造を知るための最も基礎的な教科といえる。本科目では、人体の正常構造を理解することを目的に、人体各部の名称、疾患との関連性を学ぶ。
生理学 からだの異常を知るためには、まず正常な状態を正しく理解することが重要である。つまり、正常と異常を比較することにより、我々はヒトの異常な状態である病気を初めて理解することができる。このような考え方に立ち、生理学では人体の様々な細胞・組織・器官・器官系が行う働きを解説する。
病理学 現代の健康保険制度下では病理学的診断等による医師が診断をくだす。従って、医師がどのような病理学データから病名を決定するかを基礎知識として知っておく必要がある。本科目では、全身の各臓器のマクロ病理学とミクロ病理学について病理組織のスライドを見つつ学習する。
公衆衛生学 公衆衛生学とは集団としての健康上の問題を考える科学および技術である。疾病構造の変化や社会の急速な高齢化に伴い、健康増進・疾病予防の重要性はますます増大している。人々の健康に影響を与える多くの要因、種々の人集団の健康問題の特徴について理解し、それらに対処するにはどうしたらよいかを考察する。
生化学 生化学は、生命活動をを化学物質のレベルで解明する学問である。したがって、生命を構成している物質についてまず習得をし、さらにその機能を学ぶ。
専門科目















中医基礎理論 本科目では、中医学に基づく整体観を学ぶ。具体的には、陰陽論・五行学説・臓象学説・気血津液学説・経絡学説・体質学説を学びながら、中医学的な人体の生理・病理について学習する。
中医診断学 本科目では、中医基礎理論で講義された中医学による正常な体の機能や病気の考え方を学んだ上で、体の異常を診察する方法(四診法)や病気のとらえ方(弁証)および治療方針の立て方(論治)について学ぶ。
生薬学 中医学や漢方医学に基づいて処方される漢方薬は、さまざまな生薬を組み合せたものである。本科目では、漢方薬の基本となる代表的な生薬の効能・配合理論などについて学ぶ。
中医薬膳学 「薬食同源」の観点から、本科目では中医学的な食材の効能、薬膳理論、配合理論、体調・症状・年齢・季節などに即した薬膳応用について学ぶ。
薬膳学実習 本科目では、薬膳理論に基づきながら食材の効能を最大限に活かす弁証施膳について、実習を通じて理解することを目的とする。













食品学 食品学では、現代医学に基づく食品成分と栄養・健康との関わり、食品成分と色、味、香り、物性、品質などとの関わり、また、調理、加工、保存中に起こる食品成分の化学的変化、物理的変化など食の本質を理解する。
臨床栄養学 本科目では、食物に含まれる栄養素の種類と作用、栄養素の不足による症状や病態などについて学ぶ。
薬理学 薬により生じる現象を理解するためには、薬と生体の両方を十分に理解する必要があります。本科目では、薬に関する知識・情報を活用する能力を身につけることを目指して、基本的な生体恒常性維持の仕組みの理解を図り、薬の作用とその作用がどのような仕組みで発揮されるか(作用機序)について学習する。
お問い合わせ先
一般社団法人日本薬膳学会
〒510-0293 三重県鈴鹿市岸岡町1001番地1
鈴鹿医療科学大学 東洋医学研究所内
TEL:059-381-2385 FAX:059-381-2386
E-mail:yakuzen@suzuka-u.ac.jp
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